その「みんな」は本当に全員ですか?|エコーチェンバー現象の落とし穴
ー3つのポイントー
1.良く「みんなやっているから」と言われる場合があるけど、もしかするとその人の周りだけを指して「みんな」と呼んでいるかもしれないよ
2.これは「エコーチェンバー」という現象で、狭いコミュニティの中での常識があたかも世の中全ての常識のように感じてしまう事を指すよ
3.近年SNSの普及で自分と似た考え方の人とばかり繋がりやすい傾向があり、エコーチェンバー現象が起きやすくなっている
結論から言うと、自分と似た人とばかりつながっていると心地よくなるが新しい発見や違うジャンルの開拓は難しくなるという話です。
SNSを自身の居心地の良い場所を作るために利用するのであれば全く問題ないと思いますが、もし少しでも「人により認められる人間になりたい」と思うのであれば、より「自分と違う価値観の人達」と交流する機会があった方が成長します。
そしてSNSは同じ価値観の人とも、違う価値観の人とも繋がりやすいツールですのでうまく使えるようになってもらえたらと思います。
エコーチャンバー現象は1990年にジャーナリストのデビット・ショーが自身の記事で初めて使った言葉とされています。ネット用語というわけではなく、マスコミによる偏向報道も同じように片方の考えでまとめられてしまいがちですよね。
また、近年は検索技術の発達をもってGoogle検索やYoutubeでも興味があり検索した履歴を元に、よりその人が興味のありそうなコンテンツを自動的に表示するので視野がさらに狭くなりやすいですね。(ちなみにこの現象をフィルターバブルと言います)
毎日でなくとも定期的に新聞を読むとか、普段読まない雑誌を読んでみるとか積極的に新しいものに触れるよう行動していきたいと思います。