スシローが業績好調で4月売上昨対179.6%|学ぶべきポイントとは

ー3つのポイントー

1.スシローが事業好調で昨対179.6%、客数192.8%と大きく伸長しているよ

2.他の回転寿司チェーンや外食産業が不調の中で勝ち残っている理由を調べていく

3.「コロナ禍だからこそ成長の鍵がある」と思わせる事業内容から取り入れられる事を考えてみるよ

2021年5月6日に発表された決算で、スシローの業績発表がありました。上半期で前年の100%とこのコロナ禍の中で十二分に検討しており、「時短営業したのに売上が変わらない」という凄い業績になっています。

ライバルのはま寿司が前年比88%だった事を考えても、厳しい外食産業の中で大きく健闘しているのが分かります。

それでは発表された決算資料から経営のヒントになるようなものを抜き出していきます。


コロナ禍でピンチをチャンスに変えた施策

決算書で売上増の主要因は「コロナ禍においても出店を加速したこと」と上げています。
確かにスシローは厳しい中でも24店舗の新規出店を行い、最終的に45〜50店舗のも出店を行っていくとの事です。

またその他の要因をまとめると

  • 非接触で会計できる設備投資を行い顧客に安心感を与えた
  • テイクアウト専門店を新規に出して好調に推移している
  • 駅ナカや駅前にも出店して今までに無かった立地で実績を上げた
  • 販促やCMも好調で、既存店も予想より落ち込まなかった

となります。こういった「攻めの姿勢」というのはなかなか他の外食チェーンでは行えなかった行動ですが、
やはりお客様からの信頼があってこそのものだと私は思います。

しかしライバルも負けてはおらず、過去の記事「ヒット請負人 佐藤可士和の改革術」でもお伝えした通り、くら寿司が新しいデザインとお客様の心を掴む集客で新規出店を行っています。

寿司

お客様からのニーズに答えられる姿勢を持つ

安宅和人氏の著書「イシューからはじめよ」にもある通り、本質となる課題を見つけ出す事から全てがスタートすると言っていいと思います。

「全てコロナが悪い、コロナのせいだ」と言うのは簡単です。ただ実際にはその中でも実績を上げている会社があって、倒産している会社もある。

その違いは原因を外に求めないことと、本質となる課題を見極めてから実行する考察力と実行力にあるのではないでしょうか。

今回スシローはコロナ禍の中で非接触でも会計ができるような仕組みをいち早く導入しました。

私達も職種が例え違ったとしても、見習えるヒントを1つでも成功している会社から読み取って実践していきたいと思います。