ノンバーバルコミュニケーションとは|非言語の力と具体例を考える
ー3つのポイントー
1.ノンバーバルコミュニケーションとは言語以外の手法で相手に情報を伝える能力のことだよ
2.人は見た目で判断される事実はこれからも変わらない。今の時代は見た目も内面も磨き続ける姿勢がベスト
3.具体的な例を見ながらいかに必要な能力かを検証していくよ
・バーバルコミュニケーション=言葉を使う
・ノンバーバルコミュニケーション=表情・声の勢いや抑揚・ジェスチャーなど
とまずは覚えておきましょう。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、このノンバーバルコミュニケーションは今後ますます重要な能力の一つだと言えます。
では具体的にどういった事が今後求められているのか考えてみましょう。
人は、人を見た目で判断する生き物
「人を見た目で判断してはいけません」と子供の頃は親や先生に聞かされたかもしれませんが、今の時代は
「人を見た目で判断して下さい」と断言します。
・笑顔がない人と、笑顔が素敵な人
・だらしない姿の人と、身だしなみが整っている人
・ぼそぼそと小さい声で話す人と、はっきりとした声で話す人
どちらが好印象だと思いますか?答えは明らかですよね。分かっていても「性格だから」とか「時間がないから」と自分をごまかしてしまう時もあります。
しかし、逆に考えればそれらの見た目をしっかり整えた人は「時間配分がしっかりでき、やるべき事をやりきる心の強さを持った素晴らしい性格の人」であることが分かります。
見た目は性格に直結します。ですから近頃は見た目を推奨する書籍も増えたように感じますね。
具体的に何をどうすればいいのか
ノンバーバルコミュニケーションをマスターするには、まず「自分が思っている自分」と「人から見られている自分」の違いを明確に理解するところからです。
どうしても私達は人間ですから「自分はできている」と思ってしまいますよね。
中には必要以上に「自分はなんてダメなんだ」と思っている人もいるかも知れません。
それを正しく理解するためには、やりたくないかもしれませんが「録画すること」が一番手っ取り早いです。
私自身の体験ですが、自己紹介をテーマにスマホで3分動画を録画してチェックした事があります。
そこで感じたのは
・自分がまっすぐ立っているつもりでも曲がっている
・首もまっすぐになっていない
・笑顔を出すと眉や広角が均等にあがっていない
と自身のできていない部分を再発見し、気付く事ができます。

笑顔を出す時は「人間の顔は元々少し歪んでいる」ことを自覚して笑顔を出します。
両方の顔を均等に力を入れたつもりでもほとんどの確率でまっすぐになっていないので、鏡を見て何度も練習し
意識しなくてもできるように努力しましょう。
「シンメトリーな笑顔」を出せるだけで一生ものの強力な武器になりますよ。
テレワーク環境で増々求められる表現力

皆さん「テレワークだからノンバーバルコミュニケーションは不要なのでは」と思いませんでしたか?
確かに直接会って会話せず、テレワークで話を進めていくビジネスシーンが増えました。
私自身も9つくらいに分割された画面の中で会話していると、何だか個性を失ってしまうような錯覚を覚えます。
しかし、だからこそ「声のトーンや抑揚」に気を使い、マイクから相手のスピーカーを通して聞こえる声が全てだと思って話をしなければなりません。
表情が分かりづらい分、相手は声に対して敏感になっていますので聞き取りやすくはっきり話すのはもちろんですが、データとしての音声にノイズが入りにくいようマイク等にも気を使うべきです。
コミュニケーションの在り方は日々変わっていく
誰しも相手に好感を持たれたいと思うものですが、相手が好感を持つかどうかは自分では決められません。
決められないからこそ、好感度の下がる可能性があるものを削っていくしかないのです。
そこまでしてもおよそ2割の人にはどうやっても好意を持ってはもらえません。これが2:8の法則ですね。
自分のやるべきと思ったことをやったのなら、それ以上神経質になりすぎるのもまた問題です。
相手からの見られ方を意識して、知らない所でマイナス採点されないように気をつけたいですね。